舞踏の創始者/土方巽がよみがえる 鎌鼬美術館

秋田県羽後町田代の旧長谷山邸(羽後町所有)にある蔵を美術館にリノベーション

1965年 舞踏の創始者土方巽(1928~1986秋田市出身)」を写真家「細江英公氏(1933~東京出身)」が農村をテーマにこの田代で写真を撮影。

1969年、前年に開催された細江氏の個展「とてつもなく悲劇的な喜劇 日本の舞踏家・天才〈土方巽〉主演写真劇場」展(銀座ニコンサロン)での出品作を発展させた、写真集「鎌鼬(かまいたち)」としてまとめられ、世界に誇る写真集して評価をされている。細江英公氏と土方巽の研究者である慶応アートセンターの全面支援を受け、美術館の話が盛り上がり、当社が依頼を受けこの建物を調査し、プランをデザインすることになった。

この美術館の建物は三階建てで蔵の部分は二階建て、その上に母屋の和室が乗っている特殊な構造になっている。リノベーションにあたり、この地にふさわしく自然で素朴にまとめ、旧長谷山邸のイメージを壊さず、人工的なものはできるだけ見せないよう古民家風に仕上げた。

美術館敷地の前面には、稲架掛けをモニュメントにし稲を掛け、その当時の撮影風景をイメージした。

入口の看板も稲架掛けの材料に取付をし、美術館のロビーへは既存の欅の大戸のくぐり戸から入ってもらうよう考慮した。

蔵の前室は農家の作業場から発想を得て、田植えの時に使用する「カタ」に照明を取付し素朴にまとめた。

蔵内部の梁や柱はうるし塗の蔵座敷だった。展示什器は元の雰囲気に溶け込みよう既存の色に統一しデザインした。

美術館のオープンは日本の舞踏家をはじめ、海外からも注目されている。

運営はNPO法人「鎌鼬の会」が行っている。

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