蔵の解体工事が始まりました①

当社は日本民家再生協会に所属しております。

日本民家再生協会には民家バンクというシステムがあり、「民家を譲りたい」という方と「民家を譲り受けたい」という方の“縁結び”の役割を果たす制度があります。

民家バンクに登録された民家は、基本的に無償提供されますが解体費や運搬費、移築費用は譲り受けたい人側が負担します。
ただ解体してしまうのではなく、蔵や古民家をどなたかに譲り再利用して欲しいという思いから成り立つ制度です。

この度、この民家バンクに登録していた湯沢市の蔵が神奈川県の鎌倉に移築再生されることになり、解体工事が始まりました。

↑土蔵です。鞘に覆われています。

解体するにあたり、移築先で使う可能性のあるものはすべて番付を振ります。床板にも番付を振っています。
蔵の上に蔵を覆う鞘があり、まず鞘から解体です。

屋根から徐々に解体します。雪深い場所の蔵なので、屋根勾配が急です。

土壁も落とすと、貫が見えてきます。土の量が物凄いです。

梁も外れました。
解体の準備段階からすでに一か月くらい掛かっていますが、まだ続きます。
古民家の移築は準備に時間が掛かります。もし興味がおありでしたら時間に余裕をもって行動されることをお勧めしています。
今回当社は解体工事のみですが移築先の基礎工事も同時進行しているようです。
解体後の様子もいつかご紹介できるかと思います。

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