蔵の解体工事が始まりました②

↑つい10日ほど前の写真ですが、晴れています。
↓そして10日後

いきなりの大雪です。一日でこんな感じになりました。雪が降る前に大体解体出来ていてよかったです・・・

10日前に戻ります。

土壁を落としました。立派な貫が見えます。
貫を中心として、外に面する側が土壁に覆われていたところです。

残すは土台のみ、というところで雪が降ってきました。

↓解体後の木材です。鎌倉まで運ばれて行きます。

蔵には釘や金物を使わない伝統構法で建てられています。現代の金物に頼る在来工法では解体して組み立てる、
という仕事は難しいと思います。
蔵や古民家を壊してしまうのは簡単です。再利用と再築にはお金と時間が必要ではありますが、
昔の立派な梁や柱を安易に捨ててしまうのは勿体ないと思います。
この蔵が新たに生まれ変わり、また100年近く建ちづつけ利用されることを願います。

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