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古民家再生建築

古民家再生2

天井にどっしり横たわる梁、囲炉裏、しっくいの壁。現代の暮らしから遠ざかっているものが、不思議と落ち着きを与えてくれる空間。そこには新築住宅にはない愛着やなごみ、時を経た住まいだけが醸し出す豊かさと堂々たる風格がります。

シーモワオカダデザインでは、明治から大正時代の古材を専用の倉庫にストックし、古材の魅力を活かした新築住宅や古民家再生に取り組んでおります。


●私と
古民家との出会い
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社長古民家再生建築を始めてから30年以上が経ちます。それは、かやぶきの家や町家がバタバタと解体され、まわりの風景に似つかわない住宅ができ始めた頃でした。

戦時中に私が生まれた家は、明治元年に建てられた茅葺きの大きな家。20坪の土間の台所には、流し台と薪を炊く大きな囲炉裏があり、農作業を終えてきた人たちが身体を温め、仕事の話に花を咲かせていた憩いの場でした。しかし、上京から戻ると、その家はなくなり小綺麗な近代的な家に変わっていたのです。どこか寂しさを覚えました。古い家を快適にする技術のない当時は、古く寒く暗い不便な家を住みやすくするには、新住宅に造りかえて住む以外に手段がなかったのでしょう。

 

快適な古民家を造る近代建築
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古民家は「寒くて暗くて不便」なものかもしれません。しかし今では、最新の近代建築の技術を活かした寒さの対策、光の取り込み、水回りの不便さを解消するなどの対応策を施すことで、一般住宅と同じ快適さを得ることができるようになりました。

古民家再生の三つの再生パターン
・現地再生(建っているその場に改修再生)
・移築再生(移動させて再生)
・古材利用(解体した古材や建具を部品として自由な設計での新築)

DSCF6194秋田には財産がいろいろあります。豊かな緑、おいしい空気、きれいな星空、そして古民家もそのひとつ。自然と調和した家に住むことを望み、築100年以上の古い民家を現代風に再生し住むことを望む人が増えてきました。建築技術の進歩は、時代遅れの産物だった田舎家を、マイホームや商業施設に利用可能な時代へと導いたとも言えます。

 

癒しと安心感。そして、住み続けるということ。
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古民家が私たちに与える安心感。それは、太い柱と梁、木のぬくもり、土のにおい、自然と共存する本来の暮らしなのだと思います。また、人が手を掛け造った家と、機械で造られた家との違いもあるのかもしれません。手料理と同じように、手のぬくもや愛情が感じられるからではないでしょうか。

 渡部 古民家01三浦様 山本

また、大切に住み継ぐことが、ご先祖様への供養と考える方もいらっしゃいます。本物の日本家屋は建てた時が完成ではなく、住む人が心を込めて使うことで空間が完成されていくものなのです。

慌ただしい毎日。帰ってきて寝るだけの時もあるかもしれない。それでも、ごろんと横になって、ふと天井に渡された梁を眺める時、疲れた心がするりとほどけていく。そんな感覚が古民家にはあるのです。

 

地球環境と健康を守る古民家ライン

Dscn1972古民家の材料は80%以上が再利用できるのに対して、現代の住宅は80%以上が産業廃棄物。古民家は、地球環境にもとても優しいのです。

また、昭和30年頃までの住宅は、自然素材を使用した風通しのよい昔ながらの構法でしたが、高度経済成長以降、特に昭和40年代頃から建材の工業化も進み、「豊かさ」や「便利さ」求めた結果、ダニの発生やアトピー発症などを引き起こす原因となる住まいへと変化したように思います。本当の豊かさ、そして快適さに気づき始めた今だからこそ古民家が見直されてきているのです。デジタル一色、性急な暮らしを送っている人にこそ古民家はやさしく、スローライフを願う者にとって古民家のささやきは心地が良いのです。

 

文化を守ること、その価値。ライン

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今から六十年以上も前の秋田の民家は世界的な見地からしても、力強く、ファンタスティックだったといいます。残念ながらその文化的な価値と共に古い民家は失われてきました。

世界的な建築家としても知られている安藤忠雄先生も以下のように仰っていました。「古いものを壊すということは、お年寄りを世の中から排除することと同じである。ヨーロッパは古い建物を大切にし、その町並みは古いものと新しいものの融合である。同様に家庭もお年寄りと若い人の共存共栄が大切なのです。」

古民家は、まさにそれを象徴する家であり、そして文化なのです。

私が理事を務める日本民家再生協会のメンバーに、日本とヨーロッパで民家再生に取り組んでいるドイツ人建築家のカールベンクスさんがいます。彼は新潟県の松代町でドイツのインテリアを日本の茅葺きの民家にマッチさせた家に住んでいます。「今の日本は、同じ形のプレハブ住宅が多く、土地に根付いてきた特徴もなくなり、素晴らしい文化がどんどん失われているようだ」と言います。古い伝統が姿を消すことは、その中に宿っていた精神や文化も捨てることになるとも危惧しているのです。また茨城県に住むドイツ人陶芸家ゲルト・クッパーさんは、。放っておかれていた大きな茅葺きの屋敷を見て、住居兼アトリエに再生しました。

このように外国芸術家たちが日本の民家に住み、その素晴らしさを語ってくれる度に、日本人の私たちこそ、古民家の魅力に気づき、住み継いぐことが大切なのだと思い知らされます。子孫への未来の遺産として風景や建物を残す責任もあるのではと思っています。

皆さんが良く知る長野の中仙道の妻龍、会津の大内宿、飛騨高山の白川郷、近くでは山形県の金山町などの民家集落に多くの観光客が訪れるようになりました。デジタルな日々から離れ、古いものに癒しや魅力を感じる人が増えてきている一つの時代の流れなのではないでしょうか。

 

古民家再生の施工例はこちらからご覧ください。

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