屋根は数年前一部葺き替えてあったようでしたが、建てた当時の屋根部分からは
秋田県ではザクと呼ばれる板葺き下地がそのまま残っていました。
以前の改修ではその板の上から屋根を掛けていたようです。屋根の傷み具合から今後を考えると下地をそのままにしておくわけにはいかないので、
下地から改修することにしました。
古民家の景観を損なわないよう、垂木はそのままです。
玄関の天井板は、既存の天井を解体した際に出てきた煤竹を再利用しました。
この家のご先祖様がかつて囲炉裏を囲み生活していて、自然に煤が付いた竹です。
一体何年前のものなのでしょう?
天井板だけでなく、もともとあった古い建具や古材も再利用しています。
古民家であっても雪国で快適に過ごせるよう改修しました。
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